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        『里佳』 

                             なかなかさんから頂きました 
里佳 第8話 1




 水曜日。
 朝の青空を見ながら,俺は晴れ晴れとしない気分を味わっていた。
……ちっ……
 兆候は,少しずつ感じていた。
 朝になると…股間の熱とともに,まるで金曜日以前に戻ってしまったかのような,激しく渦巻く攻撃的な衝動…
 胸の奥で,里佳に対する欲望が燻ったまま鎮まらず,沸々と煮え滾っている。
 ギチギチに強張る男根は,痛みさえ奔り,里佳の甘美な体を今すぐに欲していた。
……里佳…どこまで…俺を狂わせれば気が済む……
 初めは……可憐な美しさを放つ里佳に触れ,抱くことができれば満足するはずだった。
 毎日,毎日,抱いてやる…
 その積もり続けた願望は,金曜日の夜を境に,ついに現実のものとすることができた。
 これからは,好きなときに,好きなように犯してやることができる…
 その体を,心ゆくまで楽しんでやる…
 里佳の貌と体に目を奪われ,そそられ……焦げ付く欲望に身悶えしていた俺は,これでようやく解放されるはずだった。
 今まで付き合ってきた女,抱いてきた女たちにも,例外はなかった。
 この女を,自分のモノにしたい……
 その欲望は,抱き続けることで「満足する」ものだった。
 決して「飽きる」ということではないが,この女を自分のモノにしたという実感と,ついに支配したという満足感……そういうものだと思っていた。
……しかし…だ……
 これほど抱いていながら,未だ完全な満足を得られないどころか,飢餓感さえ覚えるのはどうしたことだろう。
 俺は,テーブルの向こうに座って,黙ったまま朝食をとっている里佳を見つめた。
 あとは制服の上着を着るだけという,青いリボンと白いブラウス姿の里佳は,どこからどうみても『里佳』のままだった。
 昨晩も,あれだけ犯し汚してやったというのに,その片鱗がまるで感じられない。
 いや……先週から見れば,色香が匂い立つような雰囲気を漂わせてはいる。
 男を惹き付ける,色香だ。
 しかし,それはどうしたことか,やはり里佳の可憐な美しさを際立たせ,強調するばかりのように見える。
……くっ……
 股間に,ギチギチとした痛みが奔った。
 心臓が高鳴り,胸の奥からの息苦しさを感じる。
 滅茶滅茶にしてやりたい…
 その清楚なブラウスを,力任せに引き裂き,その白い肌を味わってやりたい…
 獣のような黒い劣情が,熱い血液となって全身を巡る。
 際限なく膨れ上がるばかりの欲望は,既に何度もその甘い体を我がモノとし,里佳自ら抱かれることを望ませるほど堕としてやったというのに,満ち足りた「満足」を感じるのは,その体を抱いている間……ほんの一時のことでしかなかった。
 すぐに,後から後から渇望する気持ちが沸いてくる。
 もっと深く味わい,泣くほど犯してやりたい…
 犯せば犯すほど,なぜかその欲求は更に強くなってくるようだった。
 昨晩の,里佳の姿が蘇ってくる。
 清楚で可憐な里佳とはまた違った,狂おしく乱れる色気に満ちた表情…
 淫らな衝動に突き動かされ,喘ぎながら自ら腰を振りくねらせて求める姿態…
 こんな次の日には,里佳の顔や姿を目の前にしているだけで,自制心が消えそうになる。
 こんな風に,可憐に恥ずかしげな様子を見せられると,また血液が滾るような情欲を味わわせ,泣くほど乱れさせてやりたくなる。
……くそ……
 イライラする。
 胸の奥が,チリチリと灼けるような,すっきりとしない何かに疼いた。
 里佳を快楽に翻弄してやるつもりでいて,その実,里佳への欲望に翻弄されている。
 未だ,里佳の体を味わうことに取り憑かれた,飢えたケダモノのような気分だった。
……許しがたいな……
 その衝動を……俺は,自らを正当化するように怒りの感情に乗せてみる。
……そうだ…お前は,そういう気持ちを俺に湧き起こさせる……
 熱く滾る情欲を,破壊的で攻撃的なものに同調させてやることは簡単だった。
 今まで何度も胸にした言葉を,俺は確認するように呟く。
 そうだ…
 お前には,罰が必要だ…
 単に犯すだけではなく…
 もっと,もっと淫らな罰をくれてやる…
 気も遠くなるような恥辱に染めてやる…
 そうすれば…
 考えを巡らせるうち,妙な胸の苦しさが次第に薄く消えていく。
……里佳…今日も,お前には罪を償わせてやる……
 まるで淫魔にでもなったかのような,暗く邪悪な気分が頭をもたげていた。
 体の芯が,熱くなっていた。

「お…お兄ちゃん…?」
 伏し目がちに朝食をとっていた里佳が,ようやく目を上げた。
「どうした?」
「あの…朝食終わったから,学校に…行ってくるね」
 ぎこちない微笑を向けながら,最後の方は,また目を伏せてしまう。
……ふふふ……
 俺は薄く笑った。
 昨晩とは一転した,儚げで恥ずかしげな里佳の表情…
 その心の中で,いったい何を考えているのか,透けて見えるようにはっきりと分かる。
 おそらくは昨晩,あんなに乱れてイヤらしいことを口走った自分の姿を思い返し,目を合わせられないのだろう。
『凄いことを言ってしまった…』
 とでも思っているのに違いない。
……くくくっ…そういうところが,苛めたくなるというんだ……
 俺は,おずおずと顔を上げた里佳を,正面から見つめた。
「学校に行くのなら,その前にご挨拶だな。キスで俺を満足させられたら行っていいぞ」「え…っ…」
 瞬間,驚いたように里佳は目を見開き,頬を赤らめて俯く。
 しかし…
「う…うん……」
 何かを吹っ切ろうとしているのか,里佳は俯いたまま,ぎこちない微笑を浮かべて小さく頷いた。
 俺の股間が,興奮にヒクヒクと脈を打った。


「…ん…っ……む」
 椅子に座った俺の肩に両手を乗せ,前屈みの姿勢で里佳が唇を重ねてくる。
 少し上気した顔は,恥ずかしげではあったが,しかし迷いはもう見えなかった。
 俺の女として,羞恥を感じながらも命令をきちんと実行することを,心のどこかで決心できたのだろうか。
「ん…ん…っ…」
 目を瞑った里佳の,柔らかな唇の感触がそっと押しつけられ…
 微かな息遣いが,肌をくすぐってくる。
……ほぅ……これは……
 体中が,想像以上の悦びに沸き立った。
 決して,強い快感ではない。
 しかし,それでも得も言われぬ興奮と快感が全身を駆け巡ってくる。
 さっきまでの,イライラとした燻りが,嘘のように拭い去られていく。
「っ…ん……う…はあ……ぅ」
 緊張に頬を紅潮させた里佳は,ぎこちなくも重ねた唇を左右に滑らせ,その柔らかな感触を隅々まで伝えてくる。
……くくくっ…やはりお前は,最高にいい俺の女だ……
 興奮と悦びに,気分が昂ぶる。
 本来ならば,恋人としかしないような行為…
 それを,無理やり奪うのではなく,絶対者として奉仕の命令をし,里佳自身にさせているという快感は,たとえようもない興奮だった。
「俺が満足して,いいと言うまでだ。しっかり舌も使わないと,いつまでも終わらないぞ」
「は…はい…」
 唇を離そうとするのを許さず,俺は更に行為を命じる。
 白いブラウス姿で頷く里佳の胸が,俺の目の前で誘うように揺れた。

「っん…はぁ……ぁ…ふっ…」
 里佳の,軟らかな小さな舌が,俺の口の中を動く。
 俺は,そうやって絡みついてくる里佳の舌を味わいながら,ボタンを外しつつブラウスの内側に手を侵入させていた。
 ブラジャーを外してやると,前屈みの姿勢で逃げようもない胸が,俺の手に果実の柔らかな丸い重みを預けてくる。
「ん…っ…っく…」
 直接,乳房の素肌に触れられ,里佳は軽く戦慄いた。
 既に,体は感じ始めているのか,包み込んだ手で乳房を揉み回してやると,切なそうな吐息を漏らす。
 しかし,命じられた通りに唇を離すことはせず,はだけたブラウスの中で責められる胸を,堪らなそうに左右に揺らすだけだ。
……くくくっ……イヤらしい感触だろ?……
 ときおり,指先で悪戯してやる乳首の先端はもう硬く尖り,小さいながらもその敏感さを訴えていた。
 触ってやる度に,里佳の唇から抑えきれない吐息が甘く漏れ始める。
 息が,次第に荒くなってくる。
……そら……もっと違うところも,触って欲しくなってきたんじゃないのか?……
 口の中で,舌を絡ませて懸命に奉仕を続ける里佳は,太腿をもじもじと擦り合わせるようによじり,腰を切なくくねらせようとしている。
「ほら,もっとこっちへ来い」
 俺は,誘うようにくねる腰を引き寄せ,片膝を椅子の上に乗せてやった。
 そうして……軽く開いた太腿を,そろそろと撫で上げつつ,制服のスカートの中にゆっくりと手を差し込んでいく。
「あ…あっ…んんっ…お,お兄ちゃん…っ……」
 次に何をされるのかを察し,里佳が不安げな声を漏らした。
 しかし,尻を振りながらも,俺の手から逃れようとするわけではない。
「ぁ…あっ…ソコは…っ…今は……っんんうぅんっ…」
 ショーツの中心に指が触れた瞬間,里佳は耐えかねるように腰をビクビクと痙攣させた。
「俺をいつまでも満足させられないから,こうなる。まだ終わりじゃないぞ。もっと気持ちを込めてキスをするんだ」
「だ…だけど…っ……今は…今は…っ……っああぁっ」
 その中心に這わせた指で,軽く前後に揺すってやる。
 完全に感じ始めたソコは,秘裂の形を示してヌルヌルと濡れたものを,ショーツ越しの指にまとわりつかせてくる。
 軽く開かされた両脚を閉じることのできないまま,里佳は腰をぶるぶると戦慄かせた。

「ほら,誰がキスを止めていいと言った? そんなんじゃ,いつまでも学校に行けないぞ」
「あ…あ…っん……ご…ごめんなさい……」 
 俺は意地悪く,肩に手を突いたまま顔を伏せ,切なく喘ぐ里佳の耳に囁いてやる。
 里佳は,はっとしたように顔を上げ,潤んだ瞳で再び唇を重ねてきた。
 しかし,懸命に快感を堪えようと,敏感な体を好きなように責められては,いつまでも続けられるはずもない。
……ふふふっ…もう限界か?……
 俺は,はだけたブラウスから零れた乳房を揉み上げ,その頂点に指先を這わせた。
 もう片方の手は,スカートの中で濡れ始めた秘裂を,ショーツ越しにクニュクニュと捏ね回す。
「んん……んっ,うぅん…っ……あ…ぁぁ…ぁ……っ」
 里佳は,キスを続けることができず,もうこれ以上は耐えられないといった声を出した。
「お,お兄ちゃん……駄目…お願い…っ…あぁっ…んっ…もう…許してっ…」
 体を離すこともできず,許しを請いながら脚をガクガクと震わせる。
「何だ,もうお終いか? 俺はまだ満足していないというのに」
「ごめんなさい…っ…けど……学校が…っ……んんんっ!」
「そうか,学校に遅れるか。ならば仕方ない。じゃあ,学校から帰ってきたら,きちんと俺を満足させると約束するか?」
 俺は,舌なめずりした。
 頭の中で,先日の映画館で痴漢されている里佳の姿,そして電車内で痴漢されたことを告白した里佳の表情が浮かんでくる。
 あのとき,感じた強烈な興奮……
 嫉妬なのか,それとも少し違う別のものなのか。

「約束…し…しますっ……何でもします…からっ……ああっ…お,お兄ちゃんっ…」
 スカートの中を,ぐちゅぐちゅと淫らな水音が響き出すほど捏ね回され,里佳は色香に満ちた顔を左右に振りながら悲痛な声で許しを請う。
「そうか,何でもするんだな?」
「はっ…はいっ…んんうぅっ!」
「よし,いいだろう。では,しっかりイッてから学校に行け」
 指を,ショーツの横から内側に侵入させる。
 そのまま,ヌメる中心に埋め込んでいく。
 ビクンと,里佳の体が硬直した。
「ひあぁ…っ…そんなっ…駄目…駄目っ…」
 掠れる声で喘ぎ,全身をぶるぶると震わせる。
 熱く濡れた膣壁……俺は指先を曲げて掻き回した。
「くっ…うぅ…っ……ぁううぅぅぅんっ!」
 里佳は,はだけたブラウスから覗く胸元と首筋を汗で濡れ光らせ,曲線美に溢れた腰をビクンと大きく跳ね上がらせた。
 











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